農薬と化学肥料を使用しないで野菜を育てる『ホリケンファーム』。代表の堀研二郎さんは大学で有機農業を学び、修行を経て地元・小林市で就農。現在は地元消費者に旬の野菜をセットでお届けを基本に、地元保育園等の施設、全国には関東圏を中心に出荷されています。
そんな堀さんが農業を目指したきっかけは自分の生まれ育った小林の環境を守りたいという想いだったのだそうです。「子どもの頃遊んでいた野山や川の豊かさを次の世代に残すにはどうしたらいいのかと思って。そこを突き詰めて行くと環境に負担をかけず、自然に寄り添った農業が自分の考えに合ったんですよね」。
自身の生き方も自然体で、いつも笑顔を絶やさない姿が清々しい堀さん。「有機ってトレンドっぽいけど、本来は“美味しい野菜”を食べてもらうことが一番。その“美味しい野菜”を育てることを努力すると、本当に大切なコトが全てが繋がってくる。そこをぶらさないことが大事だと僕は思っています」と話す言葉には情熱が溢れていました。