今回はホエー豚の生産から販売までを行う『がぁりっく』さんにお邪魔しました。ホエーとはチーズやヨーグルトなどの乳製品を製造する際に生まれる乳清のことで、栄養価が高いと近年注目を集めています。同じ小林市内でチーズ製造を行うダイワファームからいただいたホエーを、父と兄が営む養豚場で、出荷までの3ヶ月間、メスの豚のみに与えて育てられるホエー豚。その味の魅力を店主の永山亘介さんに尋ねると、「身はとても柔らかくしっとりとして、脂身は甘く、深い味わいが魅力。豚肉特有の臭みがないと、お客さんからも好評をいただいております」と自信を持って朗らかに語ってくれました。「豚肉とそれを育てる畜産農家の評価を、店を通して高められれば」。お話の最後に発せられたこの言葉に、永山さんの揺るぎない信念が表れているかのようでした。