つくりびと

16|メルベイユキャビア

地域の産業として、成長し根付く食文化を

日本でのキャビア生産は歴史がまだ浅いものの、全国各地でキャビアの生みの親であるチョウザメの養殖が行われています。その中で国内キャビア生産量トップを誇るのが宮崎県。小林市にある宮崎県水産試験場内水面支場で1983年より開始されたチョウザメの養殖研究が結実し、完全養殖に成功。全国唯一の稚魚の安定供給が実現できている行政機関として知られています。
その小林市に拠点を置き、こだわり抜いた飼育方法で最上の品質を追求する株式会社メルベイユキャビアは、宮崎県が受精・孵化〜稚魚まで育て小林市により一次成長したチョウザメを引継ぎ責任を持って育てあげ、最高のキャビアになるべく繊細な技術を持って加工を施している国内唯一のキャビア生産企業。県・市によって受精・孵化・一次成長したチョウザメを責任を持って育て、最高のキャビアになるべく繊細な技術を持って加工を施しています。
もちろん、最上のキャビアを作るために気を抜く事なく大切に育てたチョウザメの魚肉もまた、味や食感ともに絶品です。このように宮崎県と小林市の地方行政と共にキャビア生産を「地域の産業として成長させ根付かせていく」事を目指して日々取り組むメルベイユキャビア。その真剣な思いが身を結び、地域に新しい食文化を花開かせてくれることでしょう。