つくりびと

09|倉薗牧場| 倉薗裕次郎さん

一貫した飼育体制から生まれる極上のお肉

子牛として産まれた時から出荷まで、一貫した飼育体制にこだわって牛肉の生産を行う『倉薗牧場』では、現在、300頭以上の牛たちがのびのびと暮らしています。

 

「牛にもそれぞれに性格があるんですよ。個々の性格に合わせて飼育環境や世話の仕方を変えてあげることで、出来る限りストレスを減らしてあげています」。そう朗らかに語ってくれたのは倉薗牧場の2代目で飼育を担当する倉薗裕次郎さん。一貫体制による強みを活かした飼育方法により、柔らかい肉質とコクのある味わいを実現。さらには抗生物質100%不使用を心がけており、飼育に対するその姿勢からは、美味しさだけではなく安全なものを届けたいという志の高さが伺えます。

 

現在、地井シェフとのコラボで加工品の開発にも取り組んでいる倉薗さん。「今後は倉薗牛というブランドの確立を目指していきたいです」。そう語る眼差しからは、未来を見据える強い想いが伝わって来ました。