今回2度目のご登場となる磁器作家の川路庸山さん。
伺った際、Kokoya de kobayashiでお食事されたお客様が、料理で供されたランチプレートを見て庸山窯まで足を延ばされていました。
「指先に触れた時の質感や料理を目でも楽しめる器を作りたい」。そんな器をKokoya de kobayashiのランチプレートでも表現してくださった川路さん。プレートの案は完成までに20数案にまで及びました。
「今回お店のテーマが“家”でしたので、プレートの表面を家屋の形に彫り下げ、
上部には霧島連山を模した凹凸や草花を、右下には水の町小林の湧き出る水泡をイメージして加工し、地井シェフと共にプレートに盛り付ける料理の配置などを想定し、少しづつアレンジしていき近づけていきました」。
川路さんが何より大事にしているのは“使う人の想い”なのだそう。提供する人の想いが、受け取る人に伝わる。それぞれの想いに寄り添える作品を生み出していく川路さんの次なる作品が本当に楽しみです。